いよいよ相対論に入り始めた。光速は不変であるが、さらに、この速度はあらゆる(エネルギーを運ぶ)ものの最大速度である。これ成り立つためには、光速cを超える速度は観測されていない、観測できない、また、自然現象にきちんと当てはまることの3点からの確認が必要である。一番最後が、結構曲者で、光速不変性はうそだと直観的に思ってしまう人がいてもおかしくはない。なぜなら、光速不変性をみとめてしまうと、観測者によって時間の進み方が変わってしまうという結論にになってしまうからだ。
アインシュタインは重力を含まない運動の記述を特殊相対論と呼び、重力を含む運動の記述を一般相対論と呼んだ。[この説明は気に入りました。普通は時空が平坦とか曲がっているとかという話がされるのですが、初心者にはさっぱりなんのことやらわかりません。でもこれなら、わかった(ような気になる)]
これから、特殊相対論とはなにかという説明が始まります。直観的になかなかよくわからない不思議なことがいっぱい出てきます。
ちなみに光速がcになるのは真空中においてである。物質中の光の速度はcより小さい。例えば、なんと、太陽の中心では1秒間に1mmしか光は進まない(私はきっと光より速く走れるはずだ。)。また、物質中で光速よりも速い速度で荷電粒子(例えば電子)が走ると何が起きるか?(もちろん最大速度cより小さいので、こんなことが起こりえます)光がでます。これがチェレンコフ光です。