2016年7月24日日曜日

ドップラー効果とk-計算法

前にk計算法というのを紹介しました。静止系で時間間隔Tで光信号を一定速度で移動する第二の系に送った時,  第二の系ではkTの間隔で光信号を受けるとした。この間隔を光の波長と考えると、これはドップラー効果をあらわしているに異ならない。つまり、k因子は光の波長に対するドップラー効果そのものである。 \[ \lambda _{observer}=k\lambda _{source}=\sqrt{\frac{1+v/c}{1-v/c}}\lambda _{source} \] ここで\( 0<v<c \)の時は、光源が遠ざかる場合で赤方偏移、\( 0>v>-c \)の時は光源が近づく場合で、青方偏移に対応している.