2016年8月7日日曜日

特殊相対論の出発点とその意味すること

どの教科書にも書いてあることだが、特殊相対論の出発点と主要な意味することをまとめておきます。

出発点は

  1. 光速不変性:物理系の速度$v$は上限があり、その上限値は光速$c$で、しかも、$c$はすべての観測者は不変である。
  2. ガリレオの相対性原理:すべての慣性観測者は等価である。
特殊相対論が含む内容

  1. 閉じた自由に浮遊する(慣性)部屋で、自分の部屋の速度を測定する方法はない。
  2. 絶対静止の概念は存在しない。静止は観測者に依存する相対的概念である。
  3. 長さや空間は観測者に依存する。長さや空間は絶対的ではなく相対的である。
  4. 時間は観測者に依存する。時間は絶対的ではなく相対的である。
  5. 質量とエネルギーは等価である。